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虎門西壁に位置し、左は李鉄拐、右は何仙姑です。
李鉄拐は八仙のうち最も年長です。その生涯についての伝説は非常に多く、一説では西王母の術によって仙人になり、東華教主に封じられ、鉄杖を1本授かったといわれます。一説では、本名は洪水で、市でよく乞食をして、蔑まされていましたが、後に鉄杖を投げて飛龍に変え、龍に乗り仙人になりました。一説では姓は李、名は玄で、太上老君に遇って道を得ました。ある日、弟子に7日間戻らないので自分の体に化身してもよいといい残して、太上老君に会うために魂だけ華山に向かいました。弟子が母親が病気がひどくなったために帰宅したくなり、6日目に化身しましたが、7日目に李玄の魂が戻る場所がなかったため、足の不自由な乞食の死体につきました。髪は乱れ顔は垢だらけで、腹をむき出しにしてを足を引きずり、水で身をもたれていた竹杖を鉄拐(鉄のつえ)に変えたため、李鉄拐と呼ばれたそうです。
何仙姑の生涯にも多くの説があります。一説では、何氏の娘で、仙人に出会い、仙桃または仙棗を賜って食べ、仙人になりました。飢えることなく、災いや良いことを予知することができ、身軽に空を飛ぶのが得意です。一説では呂洞賓の弟子です。《仙仏奇蹤》では、何仙姑は広州増城の何泰という人の娘だそうです。生まれた時に頭のてっぺんに6本の髪の毛がありました。縁があって長生不死の術を習い、武則天が遣いを送って宮中で接見し、都に入る途中に忽然と姿を消し、その後、仙人になりました。唐の天宝9年、麻姑壇に現われ、五つの雲の中に立ち、その後、広州の小石楼に現れました。 |
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